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【雨でも練習をする理由】

  • 2020.07.26

雨でも練習を行う理由は、こんな出来事があったからです。

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小学生最後の大会の話です。

 

その日は雨が降っていて、

試合ができるような状況ではありませんでした。

グラウンドは土でぐちゃぐちゃの中、

それでも試合が実施されました。

 

チームは予選を順当に勝ち上がり、いざ決勝戦。

 

雨でパスがあまりつなげない中、

ボールを蹴り合うシーンが多くなってしまいました。

 

一番大変だったのは、ゴールキーパーです。

ボールが突然止まったり、伸びたり、

濡れたボールはうまくキャッチできません。

 

前半を0−0で折り返し、

後半ラスト5分まで拮抗した戦いが続きます。

 

相手FWがサイドから中央へセンタリングをした瞬間、

GKの子は落下地点を見誤ってしまいます。

 

かろうじてボールに触れ、弾きましたが、

相手FWがそのボールを詰めて、失点。

 

試合は0−1で負けてしまいます。

 

その後、

GKの子は中学へ進み、

別のスポーツを選んでしまいます。

 

私が指導しているチームではなかったのですが、

彼がサッカーを選ばなかった理由が、

もしあの1プレーだとしたら。

あのボールをキャッチしていたら、、、

あのセンタリングを事前に防げたら、、、

センタリングの前のパスを防げたら、、、。

もっと雨の中で練習していたら、、、。

 

指導者として、もっと何かできなかったのではと深く考えました。

 

 

なぜ雨の中、トレーニングをしてこなかったのか。

 

 

雨でも練習を続ける理由は、二つです。

 

一つは、雨でも試合が行われるということ。

 

二つ目は、雨の中で、濡れたボールを操るトレーニングすることで、雨に慣れ、いつか来る雨の試合に備えるためです。

 

 

ドイツ留学時代、

初めて買ったサッカーの本のタイトルは、

【Der Ball ist rund】

直訳すると、ボールは丸い。

 

ボールは丸いから、何が起こるかわからない。

何が起こるかわからないから、

地道にコツコツと練習を積み重ねることが大切です。

 

 

最後に、

子供達は雨が大好きです(^^)